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時計工具のお話。
気が付けば由無し事ばかりそこはかとなく書きつくっておりました。
今日は時計屋さんのお話です。

時計工具紹介第一弾。
ねじ込み式の裏蓋(スクリューバックル)用の側開器(ケースオープナー)です。

簡単に開く物はハンドツールの側開器を使います。
時計工具のお話。_d0045638_9441459.jpg

ハンドツール使い込み過ぎ。


次に紹介しますは、固定式の側開器です。

まずは明工舎(めいこうしゃ/日本)の側開器。
時計工具のお話。_d0045638_9445034.jpg
こちらは今年の春までメインで使っていたものなのですが、
現在は代表を退いてロレックス用側開器(木箱のアダプタ)を取り付けて
対ロレックス,チュードル専用機器となっています。まだまだ現役です!

ちなみに現在はロレックス用アダプタは1万円位するのですが、
木箱には48年3月10日3,000円って書いてあります。
時計工具のお話。_d0045638_9591578.jpg

うーん。頑張ってる。


そしてお次はBERGEON5700-A(ベルジョン/スイス)です。
時計工具のお話。_d0045638_9453752.jpg

右のラバーアダプタ&ラバーカップもセットです。
最近は各時計メーカーほんとに多種多様な裏蓋があるので
明工舎の工具ではどうにも開かない物が出てきたのです。
ってコトで、今年三月に海外より購入しました。

これはスッゴイです!
オーソドックスな形状の物はもちろん、
裏蓋の形状が異なる物でも汎用のラバーアダプタで開ける事が出来ます。
また、大き過ぎてケース押さえの出来ないパネライのようなものも
ケース押さえ用ラバーカップを使えば問題ナシです。
時計工具のお話。_d0045638_9455997.jpg

(左からオメガSPM/オメガシーマスター/パネライの開け方1,2)


以前ではパッキンが劣化しくっ付いてしまった時計や、
さび付いた時計はお父ちゃんと二人で「エンヤコラ!」と血管切れる位頑張らないと開かなかったのがこれを導入してからはお父ちゃんの「おーい。開けとけ。」で
私ひとりで「クイッ」とすれば開けられるようになりました。

現在負け無し。
いつ何時、誰の挑戦でも受ける!! と思います。(汗

以上、時計工具紹介でした。

…第二段はあるのか!?



○追記○
ネタの為に水曜日お店を閉めてから写真を撮ってたのですが、
…あれ?同じ被写体?
本日某氏黄色いワーゲンでご来店。詳しくはあちらのブログで!!
○追記の追記○
って、メモ帳に作ってexciteのメンテ完了待ちを諦めて寝たのですが、
あ。画像無くなっちゃったの。 → → どんまいける☆
by jinxsuz | 2005-06-17 09:54 | 時計屋
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